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Mathilde Carron Paris
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Mathilde Carron bougeoir


マチルダキャロンその世界
 
Mathilde Carron Mathilde Carron - Astier de Villatte
マチルダ キャロン アスティエ・ドゥ・ヴィラット 陶芸家、彫刻家

彼女の作品は、幼少期、生まれ育った場所、文化、周囲を取り巻く人物たちにインスパイアされている。
特に両親が夢中になった18世紀のアート、たぐいまれなカルチャーに彼女は幼い頃より慣れ親しんでいた。
それ故、マチルダは両親が収集し、解釈し直していた古い時代の物たちに囲まれて育った。

とりわけメディシスの別荘で、彼女はイタリアのバロック芸術の豊かさ、ローマの大衆芸術についてを父である画家・彫刻家ピエール・キャロンのもとで見出す。

しばらくののち、彫刻家ジョルジュ・ジャンクロとの出会いが決定的なものとなる。
彼のアトリエで、彼女が見いだした土の芸術と当時の崇高な素材との親密な関係がはじまり、彼女は彫刻、陶芸、型、形を捉えることを学んだ。

同時期に、パリの美術大学でデッサン力を磨き、デヴィッド・ウェイル美術アカデミー賞を受賞した。

マチルダ キャロン-アスティエ ドゥ ヴィラットは1989年パリ美術大学を卒業、作品はパリ6区のさまざまなギャラリーで展示された。

美術大学での教育により、さらに向上し、彼女は、卓越した形を捉える技術、釉薬がけ、焼成などを身につけた。
そして、知見をもって長い間受け継がれてきた制作プロセスをリメイクする方法を生みだし、自身の陶芸の道を築きあげた。

その後、当初のアスティエ・ドゥ・ヴィラット ブランドを兄と共に創設、
彼女が黒い土を使って、制作した一連のシリーズがブランドを成功へと導き、陶芸の伝統的な体系を一変した。

  Mathilde Carron Atelier
 
彼女の作品に見いだすことができる魅力は、野生的な視点、大胆な土の使い方、うっすらと塗られた釉薬と、モチーフにみられる極限の繊細さ、取っ手や柄のディテール・・・
これらは、バロック芸術と彼女の生まれ育った環境文化が混ざり合ったものである。

アトリエはその陶芸ー独自の製法を開始してからおよそ15年を数える。
マチルダは2005年まで400余りの作品を制作したのちに、自身のアトリエを起ち上げるため、アスティエ・ドゥ・ヴィラットから離れる。

今日は、新しいシリーズのオーダーメイドの陶器のクリエイションのために、そのノウハウを応用することに取り組むと同時に、これまでの経験、アイデアをインテリアやガーデンデコレーションの領域にも意欲的に広げている。
   




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